2022卒学生に聞いた就活動向調査<br>~ウィズコロナ就活1期生の実態とは~(後編)

2022卒学生に聞いた就活動向調査
~ウィズコロナ就活1期生の実態とは~(後編)

2022卒の就職活動も終盤に差し掛かろうとしています。大学3年生の夏季インターンからこの記事を執筆している2021年8月現在に至るまで、新型コロナウィルス感染拡大防止の目的で人々の行動が抑制される中で就職活動が行われたのは、今期が初めてであり、その点で、2022卒の学生は「ウィズコロナ就活1期生」といえるのではないでしょうか。この、非常に厳しい条件下で行われた就職活動に学生たちはどのように向き合ったのか?今回は1,000名を超える学生に実施した当社独自のアンケートの結果を2回に分けて振り返る企画の後編です。(前編はこちら

Q6.リモートによる選考やインターンシップの実施について思うことや感じることについてあてはまるものをすべて選んでください。(n=1083)

インターンシップや選考活動をリモートで行うことに対する質問です。回答上位には「企業の状況変化への対応力」や「地方学生への機会均等への意識」へのポジティブな評価が、「企業の雰囲気などの実感がない」「自分の思いや感情が伝わらない」といったネガティブな評価を上回る結果となりました。また、「緊張する」よりも「リラックスして臨める」という回答が高くなり、リモート選考の定着をうかがえる結果となりました。

Q7-1.就職先として企業を選ぶ際のポイントを最大5つまで選んでください。(n=1083)

就職先を選ぶ際のポイントに関する質問です。最も回答を集めたのは「人事担当者や選考官の印象」という結果となりました。また、「海外で働ける可能性」と回答した学生は10%に満たない結果となり、新型コロナウィルスの流行による渡航制限などの影響がうかがえる結果となりました。

Q7-2.就職先として企業を選ぶ際のポイントの内、もっとも重視するポイントをひとつ選んでください。(n=1083)

質問7についてはさらに最も重視するポイントを質問しました。この質問でも最も回答が多かったのは「人事担当や選考官の印象」という結果となりました。

Q8.新型コロナウィルスの流行は、あなたの就職活動に影響がありましたか。あてはまるものをすべてお選びください。(n=1083)

新型コロナウィルスが就活に与えた影響を質問しました。最も多かったのは「企業に直接訪問する機会が少なかった」次いで「就活のやり方が分からずに戸惑った」という結果となりました。「就活イベントの中止」「友人との情報交換」の減少などが、就活のやりづらさにつながっていることをうかがい知る結果となりました。

Q9.「5年後の自分のキャリアイメージ」にもっとも近いものをひとつ選んでください。(n=1083)

最後の質問は5年後のキャリアイメージについての質問です。65%以上が今の会社で働いているイメージをもっており、転職志向のある学生は10%に満たない結果となりました。戸惑いながらの就職活動においても一定の満足感を持った就職活動ができたことをうかがえる結果ではないかと思います。

2回にわたってお伝えした、2022卒学生に聞いた就活動向調査、いかがだったでしょうか?
今回のアンケート結果を男女別、文理別、学校ランク別、また、各設問の回答別クロス集計など、様々な切り口から詳細に分析した結果をご報告するオンラインセミナーを開催予定です。ご参加者にはセミナーで解説する分析レポートをダウンロードいただけます。是非お申し込みください。