キャリア採用の成功ポイント:<br>ニューノーマル時代における適性検査の効果的な活用ポイントとは?

キャリア採用の成功ポイント:
ニューノーマル時代における適性検査の効果的な活用ポイントとは?

コラム

キャリア採用の成功ポイントの第三回目は「ニューノーマル時代における適性検査の効果的な活用ポイントとは?」です。
新型コロナウイルスの感染拡大によって一気に加速した採用のオンライン化への対応策の一つとして、適性検査を活用する動きが増えてきています。
今回はその背景やメリット、活用する上でのポイント等を、様々な適性検査や能力検査サービスを展開する、株式会社日本経営協会(NKKLab.)人事測定部  課長 堀井様、瀧澤様に伺ったお話を交えてお伝えします。

採用のオンライン化と適性検査

2020年は新型コロナウイルスの流行により、企業の採用環境は、選考プロセスのオンライン化対応が一気に加速した1年となりました。IT業界などでは内定に至るまで一切直接的な面接を行わず、オンラインだけで完結する企業も現れるなど、多くの企業が環境変化への対応について試行錯誤を行っていますが、中でも、これまで対面で行ってきた面接の一部ないしは全部がリモート環境になることで十分な人物評価が行えず、「人材を見極める精度を上げたい」という課題を感じている企業は多く、この課題に対し、多角的かつ、客観的な人物評価を行うことが出来る適性検査に注目が集まっています。

プロに聞く、適性検査の活用ポイントとは

ここからは、株式会社日本経営協会 堀井様、瀧澤様にリモート取材を通じて伺った適性検査の活用ポイントをご紹介します。

左:堀井様、右:瀧澤様


ステラス: 基本的な質問ですが、「適性検査」とはどういうものでしょうか?

日本経営協会様(以下:NKKLab): まず一括りに「適性検査」といっても、大きくは、2つに分けられます。 一つは受験者の性格的側面を測定する「性格検査」、もう一つは知的能力を測定する「能力検査」です。当社が販売を行っているNOMA総研の「SCOA総合適性検査」でいえば、職場で現れる固有の”行動パターン”を測定する「パーソナリティ検査」が「性格検査」、基礎能力から学力・応用力まで、仕事に求められる”5つの能力”を測定する「基礎能力検査」が「能力検査」にあたります。他にも能力検査の一つとして、事務能力を要求される社員の採用や配属にあたって、職務を遂行するうえでより具体的な能力を把握するための「事務能力検査」、さらに、新しいタイプの検査として、ビジネスシーンにおいて正しい判断を導くための、必要な情報を適切に分析する力を測定する「情報分析基礎力検査」等があります。 新卒、キャリアいずれの場合も、「性格」「能力」のどちらか一方だけを実施するよりは、両方を「総合検査」という形で実施するケースが多いです。

ステラス: なるほど。これらの適性検査を組み合わせることで、個人の持ち味を多面的に測定・評価することができるわけですね。

NKKLab: 個人の評価はもちろんですが、一人一人の結果を個別に確認するだけでなく、受験者の検査データを継続的に保管・蓄積して全体の傾向値を把握することもできます。例として、社内のハイパフォーマーの適性検査の結果における共通点を把握し選考時の参考にする、また、退職してしまった社員の傾向を把握して離職防止に活かす、といった活用法が挙げられます。

ステラス: 新卒採用とキャリア採用とで活用のポイントに差などはあるでしょうか?

NKKLab: キャリア採用の場合、ポテンシャル採用である新卒採用と比較すると、募集職種が決まっていることから「欲しい人材像」がより明確になっているために「特定の職種に対する適性を把握したい」というニーズが高くなり、基本的な知識や学力を測定する「能力検査」以上に、性格・人物面を見る「パーソナリティ検査」を重視する傾向があります。また、即戦力としての期待から、問題解決能力の基礎となる「情報分析基礎力検査」などが重視される傾向があります。特に「情報分析基礎力検査」については、これからのビジネスパーソンに求められる能力を測る検査としての期待が高く、昇格試験としても活用されています。

いずれにしても蓄積されたデータを踏まえて、比較をしながら評価を行うことが有効です。 また、キャリア採用の場合は、選考をテンポよくスピーディに進めることが非常に重要です。その点において、ある企業様では面接を行う前段階として適性検査を実施することで、選考がスムーズになった、と実感しておられます。

ステラス: 適性検査の導入で選考がスムーズになるのですか?

NKKLab: はい。ポイントは2つあります。一つ目は、1回の面接における生産性の向上が挙げられます。事前に行った適性検査の結果を踏まえて面接に臨むことで、予め文脈に沿った質問を用意し、回答のイメージをもっておき、実際の受け答えとのギャップを見ることで、履歴書と職務経歴書の情報だけで面接に臨むよりも、面接時に得られる情報が多くなり、適切な評価が行えるようになりました。 また、もう一つのポイントは、自宅で受験が可能なWEB方式を採用されたことです。受験者に無用な負荷はかけずに検査の実施ができます。従来のマークシート方式やテストセンター方式では、受験日程の調整等に時間がかかることで、選考への意欲が低下してしまったり、他社に先に内定を出されてしまうといったことがありましたが、WEB受験方式にすることで、受験者の都合の良い時に受験ができ、結果もスムーズに回収できるようになりました。今年度はオンライン対応に伴って新卒採用においてもWEB受検の導入が一気に進みましたが、スピーディな選考が求められるキャリア採用には、新卒以上に相性の良い受験形態ではないかと思います。

ステラス: 確かにそうですね。御社の検査は当社のJobSuiteともシステム間連携ができていますのでさらに活用が進みそうですね。今日は貴重なお話ありがとうございました!


キャリア採用の成功ポイント「ニューノーマル時代における適性検査の効果的な活用ポイントとは?」いかがでしたか?
キャリア採用における適性検査の活用は、選考の早い段階でWEB受検を実施することにより、リモートによる面接でも十分な参考情報を基にしながらテンポよく選考を進めることができることが良く分かりました。
適性検査のWEBよる受験がニューノーマルな時代のスタンダードな受験形態として普及することで、適性検査の活用価値はさらに高まっていきそうですね。次回もお楽しみに!